Time Machine バックアップからの復元が失敗する原因と対応方法 – お帰り(HDD換装を終えて)

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20121026

iMacがやっとハードディスクドライブ交換の旅路から帰ってきました〜(10/25)。

ハードディスクを交換する羽目になったこれまでの経緯はこちらの記事をどうぞ。
 → アップルからメール
 → Macを修理に

 

早速、返送されてきたMacの電源スイッチを入れてみると、大音量で Snow Leopard の初期画面(動画)が流れ出しました。

完全に初期化された状態になってしまっているので、まずはデータを元に戻さなければなりません。

そこでメニューから「Time Machine バックアップからの復元」を選択しました。

 

午後いっぱいかかってバックアップしておいたデータの取り込みが終わったのですが、なぜかログイン画面が出てきて、しかも管理者パスワードを入れても認識しない(ログインミスになってしまう)という事象が発生しました。

そもそも Snow Leopard の時も Lion にバージョンを上げてからも起動時のログイン画面を見る機会なく過ごしていたので、違和感ありまくりでした。

 

再起動させて起動時に command + Rキー長押しをしてみたら、ディスクユーティリティが開けない。

ん、何かがおかしくないか・・・?

不吉な予感。

とにかくログインができない。

再起動しても、ログイン画面が出現 → またパスワードが通らない → ログイン画面が出現する…の繰り返し。

・・・ログインができないことにはどうしようもない。

 

諦めて、アップルのサポートコールセンターに電話をかけました。

起動時に option 長押しからSnow Leopardのリカバリ用インストールディスクでディスクユーティリティが開けたので、まずそこのメニューからパスワードリセットを行った後、再起動させました。

すると、今度は起動直後、白地のバックに歯車が回転する画面で、いつもならアップルのリンゴマークが表示されるところに、車両通行止めのマーク(丸印の中に斜めのスラッシュが入ったマーク)が出てきました。こんな画面初めて見ました。しかもなんかさっきより状況的にひどくなっているような気配。

さらに、強制的に電源を落とした後、再度起動させて今度は起動時に「command + Rキー」長押しをしてみましたが、変な車両通行止めのマークと回り続ける歯車が出っぱなしでした。

 

サポートのオペレーターさんと話しながら「OSが Snow Leopard のマシンに対して Lion のデータを戻したことが原因ではないか」と結論付けました。

 

その後の対応は、

● 再起動時に option 長押しからSnow Leopardのリカバリ用インストールディスクでディスクユーティリティに入り、(せっかく5〜6時間もかけて取り込んだ)Macのハードディスクのデータを一旦すべて消去する

● インストールディスクからMacに Snow Leopard をリカバリする

● Snow Leopardのオンラインソフトウェアアップデートを行う(最終バージョンになるまで繰り返す)

● AppStore から Lion の再ダウンロードを行う&再インストールを行う

● Lionのオンラインソフトウェアアップデートを行う(最終バージョンになるまで繰り返す)

● 再起動時に「command + Rキー」長押しをしてユーティリティを開き、「 Time Machine バックアップから復元」を行う

 

という手順を経て、やっと復旧できたのでした。めちゃ長かった〜 (^_^;)

 

結論としては、「Time Machine バックアップから復元」をする場合、受け入れ側のマシンのMacOSXバージョンは、そのタイムマシンバックアップを作成した時点と同じバージョン(今回であればLion)に合わせてから行う必要がある、ということだと分かりました。

とりあえず、かなり手間取りはしましたが、なんとか元通りになって良かったです。

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コメント

    • so-ra
    • 投稿日 (Posted on):

    HDDはいつか壊れます。では、寿命は?
    今さらあらためて言うまでもないでしょうが、HDD(ハードディスク)って壊れます。あ、ハードディスクの表記が、なぜ“HDD”なのかと疑問に感じるかもしれませんが、HDD は Hard Disk Drive の略です。Hard Disk だけだと中の円板のことになるのかな? ま、ともかく、そういうことです。ちなみに、ハードディスクは Hard Disk ですが、CD は、Compact Disc です。Disk と Disc はどう違うのか? 基本、同じです。英語としては、Disk がアメリカ英語で Disc がイギリス英語のようです。「イギリス英語」ってのもなんだか変ですが。
    (米国Apple社は、独自の解釈をしているようです。
    「disc」と「disk」の違い
    disc と disk は読み方は同じですが、技術的には明確な違いがあります。
    disc
    disc は、オーディオ CD、CD-ROM、DVD-ROM、DVD-RAM、DVD-Video ディスクなどの光学式メディアを指します。disc には、読み出し専用のもの (ROM)、マルチセッションの書き込みを行う場合を除いて一度だけコンテンツを書き込める (ファイルを書き込める) もの (CD-R または DVD-R など)、また、何度も消去したり再書き込みできるもの (CD-RW、DVD-RW、DVD-RAM ディスクなど) があります。
    すべての disc は取り出し可能です。つまり、デスクトップ、または、Finder からディスクをマウント解除するかイジェクトすれば、disc はコンピュータから物理的に取り出せます。

    disk
    disk はフロッピーディスク、コンピュータのハードドライブ内のディスク、外部ハードドライブなどの磁気メディアを指します。disk は、意図的にロックされたり、書き込みが禁止されていない限りは、常に再書き込み可能です。ディスクを、複数の小さいボリュームに 分割 することもできます。
    disk は通常、金属またはプラスチックのケースの中に入っています (disk および disk の入ったメカニズムは、しばしば「ハードドライブ」と総称されます)。
    最終更新日: 2015/02/07
     https://support.apple.com/ja-jp/HT201697)
    いかにも「英語」として別の定義がなされているような解説はどうかと思いますが、実際のところ、使い分けされているのは間違いないので、軽く頭の隅に入れておくといいかも。
    話が大幅にそれましたが、「HDDは壊れる」という話。いつかは壊れる、ということは誰しもが同意することと思います。では、いつ壊れるか? あるいは、寿命は? というと、これがなかなか難しい。運が悪いとすぐ壊れるし、アタリだと10年以上使えることもあります。でも、体験上、概ね、3~5年程度、3年を超えたら壊れる前に交換を考えた方がいいかなという感じです。繰り返しますが、これは「3年は持つ」という意味ではありません。買ってすぐにダメになることもあります。3年を超えると故障が起きる可能性が高くなります、ということです。同じような意見のブログもありました。これによると、1万時間が故障ピークの目安だそうです。(http://computer-technology.hateblo.jp/entry/20150112/p4)こちらも要は、3年を超えたら故障率が高まるってことです。(http://gigazine.net/news/20131114-how-long-harddrive-survive/)で、稼働時間の確認は、フリーウェアでできます。様々な情報が確認できます。右の上の方「使用時間」がそれです。28000時間近く、3年超えていたらそろそろ、交換を考えた方が良さそうです。HDD の引っ越しには、バックアップツールとして紹介したことのある、Acronis True Image を使いました。もう、10年以上、バックアップツールとして使っています。途中、何度か、バージョンアップしました。今使っているのは、2014年版です。Win10 が出る前のものですが、Win10 でも動いたので、そのまま使い続けています。本当はバージョンアップした方がいいんでしょうけど。HDD のコピー(クローン作成)機能があるので、それを使えば簡単です。ただし、時間はかかります。HDD の容量がどんどん大きくなっているので仕方ないですが。「いつ壊れるかわからないからバックアップが大切」っていう人は多いですが、いや、もちろん、それも事実ですが、ある程度使ったら「壊れる前に交換」が安心です。自動車のタイヤだって、パンクする前に交換しますよね? それと同じだと思います。ただし、交換した HDD がすぐに壊れる可能性も否定できません。でも、確率は低いです。長期に渡って使ってきたものを、そのまま使い続けるのと、新しいものとで、どっちが故障の可能性が低いかってことです。これも、自動車のタイヤと同じです。

    • so-ra
    • 投稿日 (Posted on):

    MacのHDDを交換したらログインできなくなった。パスワードをリセットしたい。

    • so-ra
    • 投稿日 (Posted on):

    Time Machine ファイルをバックアップディスクにコピーできません。
    ファイルが読み出しのみになっている?

    • so-ra
    • 投稿日 (Posted on):

    ランサムウェア対策として、定期的なバックアップを
    独立行政法人 IPA(情報処理推進機構)では、ランサムウェア(身代金ウイルス)の増加を懸念し、感染被害に備えて定期的なバックアップを呼びかけています。

    ランサムウェアのあらましは次の通りです。

    感染すると
    1. パソコン内のファイルが暗号化され、ファイル拡張子が「.vvv」に変更される
    2. ファイルは金銭を支払わないと元に戻せない(ただし、要求通り支払っても必ず復元される保証はない)

    感染経路
    メール: 本文中のURL にアクセス、もしくは添付ファイルを開く
    サイト: 改ざんされたWEBサイトや不正広告を閲覧、WEBサイトからダウンロードしたファイルを開く

    対策
    重要なファイルは定期的にバックアップを保存
    IPAでは、ランサムウェアで暗号化されたファイルの復元は困難なため、暗号化されても復元できるよう、バックアップを定期的に取ることをアドバイスしています。

    ソースネクスト社では、バックアップの方法も、システムバックアップと、ファイルバックアップの両面から対策すべきものと考え、詳細を弊社サイトで公開しています。この機会にぜひご一読ください。

    キ・ケ・ンの取説 「バックアップで、ランサムウェア対策を」
    (http://www.sourcenext.com/product/security/contents/report_tips/)

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